お薦めのミステリー・小説の紹介をします。
「ミステリー小説」は非常に長い歴史を持ちますが、いわゆる世界初のミステリー小説と言われているのはエドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人』(1841年)です。近代に入り、司法制度や基本的人権の尊重という礎が確立されてこそのミステリー小説、なのです。その後さまざまなアイディアやトリックが考え出され、小説から映画、ドラマ…とその幅を広げていくことになります。
老若男女問わず有名なのは何と言ってもアーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズ、アガサ・クリスティの「エルキュール・ポアロ」シリーズ、ジョン・ディクスン・カーの「不可能犯罪の巨匠」「密室のカー」といった作品群でしょう。彼らが日本の作家に与えた影響は計り知れません。現代では「キャリー」「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」等で知られるスティーヴン・キングが有名です。
日本ではエドガー・アラン・ポーからペンネームを付けた江戸川乱歩。彼の残した功績はすさまじく、「少年探偵団シリーズ(怪人二十面相、明智小五郎)」といった多くの作品群を残すに留まらず、筒井康隆、大薮春彦といった大型新人の発掘にも心血を注ぎました。
現代では松本清張「三原警部&鳥飼刑事」シリーズ、西村京太郎「十津川警部」シリーズ、山村美紗の京都ミステリー、東野圭吾「秘密」「容疑者Xの献身」、内田康夫のトラベルミステリー、宮部みゆきの長編小説「火車」「模倣犯」など、多くの作家が活躍しています。